2022.8.22 ブログ
自分に合った枕選びのポイントとは【仰向け寝・横向き寝】
こんにちは!スタッフの永塚です。
ライフスタイルの変化により、「健康」を気遣う方が増えてきました。
当店でも、以前は肩こりや腰痛などのお悩みをお持ちの方が大多数でしたが、今は「不満は無いけどより、良い睡眠がしたい」とご来店頂くお客様と半々くらいになっています。
睡眠は体の免疫力アップの為にも欠かせないものです。
短い時間でもしっかり良い睡眠が取れるようになるには寝具を見直すのも重要な一手です。
その際は、自分に合ったまくらや敷寝具を選んでお使いください。
もし今お使いのまくらが5年以上お使いのものでしたら、買い替えを考えても良い時期です。
長年使っていると慣れてくるのでヘタリには気が付きにくく、いつの間にか「寝起きに首が痛い」なんて事になるケースが多くあります。
痛みや疲労が体に現れる前に、新しい寝具で「理想の寝姿勢」で日々の疲れを取ってあげて下さい。
「理想の寝姿勢」が取れているか
普段どんな姿勢で寝ているか意識することは少ないと思いますが、一番疲れが取れやすく、体に負担がかからない寝方は「立っている姿勢のまま仰向けで寝られること」だと言われています。同様に横向き寝でも立った姿勢に近い状態が理想的です。
寝姿勢のチェックポイント
【仰向け寝】
首のゆるやかなS字のカーブが無理なく支えられている状態が理想です。視線は真上より5度くらい足元を向く姿勢がよいと言われています。
低すぎるまくらだと後頭部が沈み、仰け反ったような姿勢になります。逆に高すぎるまくらだと顎を引いた状態になり首に負担を掛けてしまいます。
首と敷寝具の隙間をしっかり埋めて、適度に支えてくれるまくらを選ぶようにしましょう。
【横向け寝】
枕に頭を乗せた状態で背骨から首がまっすぐになっている状態が理想です。
まくらが低すぎると頭が落ち首の骨が下側に曲がるので、首や肩のこりの原因になってしまいます。
逆に高すぎると、首が不自然に持ち上げられるのでこちらも肩こりや頭痛などの原因になります。
「まくらを高くすると、肩に体重が乗らず圧迫されないので楽に感じる」方もいらっしゃいますが、その場合は「お使いの敷寝具が硬すぎる」場合も考えられます。
「理想の寝姿勢」を取るためにはまくらだけでは難しく、敷寝具がより重要になってきます。
「どんな枕を使っても合わない気がする」
「何個も枕を持っていて、日によって変えないと寝られない」
など、まくら選びに難航している方は敷寝具が体に合っていない可能性もあります。
敷寝具によって寝姿勢が崩されている場合、「本当は手持ちのまくらの高さで合っているのに、なんかしっくりこない」と感じてしまいます。
「好きな感触で選ぶ」素材別 寝心地の違い
次は、好きな感触で選ぶ」素材別・寝心地の違いを見ていきましょう。
【羽毛(ダウン・フェザー)】
メリット
ふわふわと柔らかく、まくらに頭が沈むような感覚があります。吸湿性と放湿性に優れています。
デメリット
芯が無いので首を支えるのが難しく、肩こりなどのお悩みがある方にはあまりおススメできません。
使う場合は2つ重ねて使うのが通常ですので、ベッドをご利用でヘッドボードがないベッドをご利用の場合、滑って寝具から飛び出てしまう事があります。
【ポリエステルわた】
メリット
弾力性があり、ほこりが出にくいのが特徴です。ほとんどのポリエステル製まくらは洗濯も簡単に出来ます。
デメリット
熱がこもりやすく、湿気を感じやすい素材です。首の支えになる中芯が無いまくらも作られており、そういったまくらの場合首を痛めやすい傾向があります。
綿状のため弾力性が無くなるのが比較的早いので、寿命が他の素材に比べて短めです。
【ウレタンフォーム】
メリット
一番人気のまくら素材です。支えがしっかりしているのに硬すぎず、優しく首をサポートしてくれます。
ある程度自身の首のカーブにまくらが合わせてくれるので、失敗しにくい素材です。種類もたくさん作られており、通気性に優れている商品もあります。
デメリット
経年劣化が一番わかりやすい素材です。直射日光に当てすぎると中身のウレタンが黄変したり、ポロポロと素材が崩れてくる事があります。
【パイプ】
メリット
通気性に優れ、硬めのまくらが好きな方に好まれています。好みの高さに自分で簡単に調整出来る商品も増えています。
へたりにくいゴムの様な弾力のあるパイプも作られており、程よい弾力と支えがあるので、少し柔らかめが好きな方でも選べるようになりました。
また、比較的安価な商品も多く作られている種類のまくらになります。
デメリット
パイプの種類によっては寿命が短めです。プラスチック製のパイプですとつぶれてしまった場合復元する事がないのですぐヘタリを感じます。
殆どの商品が「洗濯可」になっていますが、すぐ乾くポリエステルわた製とは違い、パイプの中に水が残りやすいので真夏でも2日から3日間は天日干しの必要があります。
【そばがら】
メリット
放熱性と放湿性に優れ、枕の中でしゃらしゃらと音がするので清涼感のある素材です。
昔ながらの素材なので、馴染みのある方も多く探しに来るお客様もいらっしゃいます。
デメリット
最近は殆ど見なくなりましたが、防虫処理がされていないそば殻まくらも存在しており、使っているうちに虫が湧いてしまう場合があります。
天然のもみ殻なので頭の重さで割れやすく、すぐにヘタリを感じます。
また、使い続けていると崩れて粉状になったそば殻を睡眠時に吸ってしまいそばアレルギーになってしまう可能性がある為、西川ではお取り扱いを終了致しております。
実際に寝て試してみる
生活の流れが変わり、お陰様で当社でもネット通販部門が好調です。
TV通販番組でも寝具の紹介をよく目にしますが、検討中の商品が使ったことがないものでしたら一度実店舗へ足を運んでみてください。
口コミが良くても、自分に本当に合うのかは実際寝てみないと分かりませんよね。
TVショッピングや通販専用の商品は店頭では扱えませんが、お客様のお悩みやご希望に沿った寝具選びのお手伝いが出来ればと思っています。
お近くにお住いの方はぜひ一度「半ざむ 本八幡店」まで。ご来店を心よりお待ちしております。
※木曜定休日 10時から18時が営業時間となります。
※寝具のお試しをご希望の方は、事前にご予約頂けるとスムーズにご案内が可能です。
ベッドに限りがありますので、混雑時は予約優先とさせていただいております。ご了承下さいませ。