2017.4.14 ブログ
快眠の為の3つのポイント。寝具や習慣を見直そう!
よく寝た朝のスッキリ感や爽快感は、とても気持ちがいいものですよね。私は、それが休みの日だったり、更にカーテンを開けた時に青い空が見えたりすると、本当に最高の気分になります。その気持ちよさを知っているので、逆に目覚めが悪いと仕事に行く為の準備が嫌に感じたり、家事をしなきゃいけないのに体が重かったり。休日なのに寝足りない気がして、一日寝て過ごしてしまった。なんて経験が、皆さんにもありませんか?
私たちにとって「一日の活力が睡眠で決まる」といっても過言では無いくらい、睡眠は健康の為に不可欠な事です。「睡眠の質」を上げることが出来れば、短い時間でも十分にエネルギーを貯める事が出来ます。
良い眠りには、「休息効果」「リラクゼーション効果」「リフレッシュ効果」。他にも、深い眠りの時に脳から分泌される「成長ホルモン」によって、お肌の細胞を活発化させターンオーバーが行われるので、「エステ効果」もあったりします。この「成長ホルモン」が「美人は夜作られる」「寝る子は育つ」などのことわざの由来になっています。良い眠りは、健康的で美しい肌を手に入れる、高い化粧水やエステサロンにも負けない美容法です。女性は特に見逃せませんね。
ではどうしたら「睡眠の質」を上げられるのでしょうか。
大切な事は「①寝室環境」「②寝具環境」「③精神的な安定」この3つだと言われています。
その他に、日中の運動量や食事内容も関係してきます。これは個人差があり安定する事は難しいですが、色々試してみて自分のベストな状態を知っておくのもよいかもしれませんね。
今回は、「快眠の為に必要な3つの事」をお話ししたいと思います。
快眠ポイント1 寝室環境
出来るだけ部屋は暗くしましょう
人は夜暗くなると眠くなるものです。よく「暗くないと眠れない」「ちょっとは明かりがないとダメ」なんて話題になったりしますが、本来は暗いほうが良い睡眠が得られます。強い光を浴びっぱなしだと、脳が昼間と勘違いして頭が冴えてしまいます。夜中に目が覚めた時、手元や足元が見えたほうが良い方は豆電球や間接照明を使い、目に直接強い光が当たらないようにすると良いです。夜勤明けなどで日中お休みになる方は、遮光カーテンなどで調整してみて下さいね。
寝る直前の食事や、TV・スマホはなるべく避けましょう
スマホや TV 画面は部屋が真っ暗でも見えるくらい、とても強い光を出しています。「部屋は暗くしましょう」でもお話ししましたが、強い光を浴びると人は脳が活発になります。理想は、就寝2時間前から TV やスマホは避けるとよいそうです。
ですが、寝る直前まで TV やスマホの画面を見るのが癖になっている方も多いのではないでしょうか。これを書いている私も実はその1人です…。癖では無いですが、好きなんですよね。寝るときにスマホを見るのが…。
ただ、私はそれがイケナイ事だと知っているので、大事な日の前日はしないようにしています。2時間とまでは言えませんが、1時間前には間接照明にして、ゆっくりストレッチなどをして寝る準備を始めます。気分によってはその時にアロマを焚くこともあります。終わったら寝床に入り、読書灯で本を読みながら眠気が来るのを待ちます。これが出来ると、次の日の朝はなんとなく気分がいいです。私は元々寝つきが良いので明確に違いは感じませんが、理想の過ごし方が出来たという満足感もあるかもしれませんね。なかなか寝付けない方は試してみるといいかもしれません。
騒音を避ける
大きな音の中ではなかなか寝付けなかったり、途中で目が覚めてしまったりしますよね。寝室の騒音レベルは、図書館くらいが良いと言われています。ただ環境や生活スタイルによっては、なかなか騒音を避けられない方もいるのではないでしょうか。外からの騒音には防音カーテンなども売られていますが、私は「耳栓」が一番簡単だと思うのでオススメです。私の家は隣に幼稚園があり朝から元気な声が聞こえてくるので、お昼頃まで寝たい時などによく使っています。色々なタイプが売られているので、サイズなどご自分に合ったものを探してみてください。
寝具周りに背の高い家具を置かない
お部屋の状況によっては仕方ない事もあると思いますが、あまり背の高い家具が寝床の周りにあるのは好ましくありません。圧迫感が凄いと精神的に安定せず、睡眠にも影響が出ます。出来るだけ家具を周りに置かないか、低い家具を使うようにしてみて下さい。
快眠ポイント2 寝具環境
季節に合わせた寝具を選びましょう
一年中同じ寝具を使っている。という方も、中にはいらっしゃるのでは?もちろん敷ふとんは同じで大丈夫です。その他、掛ふとんやシーツ・カバーなどは気温によって変えたほうが気持ちよく寝られます。服を衣替えするように、寝具も季節に合わせたものを使いましょう。冬用・夏用・春秋用と、3パターン用意出来れば完璧です。
敷寝具は硬め?柔らかめ?
「腰痛には硬い寝具が良い」と言われていますが、これは間違いです。確かに柔らかい寝具は腰が沈むので、体重がそこに掛かり腰痛は悪化します。しかし硬すぎるふとんも、腰への圧迫が大きいので決して良くはありません。正確には「硬すぎず柔らかすぎず」が腰痛には良い寝具になります。体重や体型によっても選ぶ硬さは変わるので、悩んでいる方は、ふとんのプロが居る当店へご相談下さい。遠方の方はお近くの専門店で相談してみる
のも良いと思います。
⇒ マットレス(敷き布団)は寝て比較して、プロの話しを聞いて選ぼう
ふとんにも寿命があります
まくら・敷ふとんには寿命があります。ヘタった寝具を使い続ける事は、あまり体によくありません。「買った頃は良かったのに最近腰や背中が痛い」という人は、敷寝具が寿命を迎えているかも?品質によって耐久年数は前後しますが、一度下記を参考にご自分の寝具と比べてみてください。
・ポリエステルわた布団 = 1年
・綿ふとん = 2年に1回打ち直し
・羊毛・羊毛混ふとん = 2年~3年
・スプリングベッド = ~10年
・ウレタン系ふとん = ~10年
他にも種類は色々ありますが、大きく分けるとこのくらいでしょうか。ベッドとウレタン系ふとんは、品質に大きく左右されるので、難しいところです。中には1年程度でヘタる物も存在しています。ご自分で「ヘタったな」と感じたら、「まだ買ったばかり」と思っても買い替えを考えたほうがよさそうです。
日々のお手入れで清潔に
寝具の大敵は「湿気」です。どんなに良いふとんでも、湿気を溜めたままにすると痛みが早くなってしまいます。また、ダニの大量発生やカビの原因にもなるので、日頃から風通しを良くし、シーツやカバーは定期的に洗濯しましょう。布団を日に干すと、湿気が抜けてふんわりとした肌触りになります。また、太陽光には殺菌効果もあるので、上手に効率よく干すと良いでしょう。
快眠ポイント3 精神的な安定
いくら寝具やお部屋を整えても、これが無ければ良い睡眠は得られません。日々のストレスや不安が、不眠や夜中に何度も目が覚めるなどの睡眠障害の原因になります。
また、不眠が進むと「不眠によるストレス」も抱えるようになり、ますます眠れなくなるケースもあります。なるべくストレスを寝床には持ち込まないようにしたいですね。
夜中の考え事はネガティブ9割
私はふとんに入ると考え事をしてしまう癖がずっとありました。でも夜中に考えて出た答えって、大抵マイナスな方向に行ってしまうんですよね。それでモヤモヤしていつまでも寝られなかったり、落ち込んで悩み続けてしまったり…。実はネガティブな思考に陥るのにはちゃんと理由があるんです。その理由を知ってからは、なるべく考え事はしないようにして、もし考えてしまっても結論を出すのを止めるようにしました。
不安になったり、悪い考えをする理由
簡単にお話しすると、それは脳が疲れ果ててしまっているせいです。夜中は脳が一番疲れている時です。脳は疲れると、感情的になり正常な判断が下せなくなってしまいます。(余談ですが、深夜に通販番組が多い理由がコレです。)
1日2日くらいなら大丈夫ですが、長期に渡ると心身ともに悪い影響が出てきますので、考え事は朝するようにしましょう。きっと、良い方向に向かえるような結論が出やすくなると思います。
以上「快眠の為に必要な3つの事」をお話ししました。全部実行するのは難しいですが、「良い眠り」を求めている方は、試しに出来ることから始めてみてください。少しでも良い眠りが出来るようになると良いですね。