ご自分に合った羽毛ふとんの選び方がわからない方向け!【キルト・産地・値段?】

公開日:
更新日:2024年02月29日

こんにちは。半ざむの平子です。今回は当店の得意のカスタム羽毛布団についてご紹介いたします。

「奥様は寒いけど、旦那様は暑がり」
「マンションに引っ越ししたら、羽毛ふとんが暑い」
「襟元、足元が寒い」
「羽毛ふとんの収納がかさばる」などなど

店舗でお客様と接していると沢山のご相談、ご意見を聞くことがあります。

当店では戸建てや集合住宅、鉄筋、重量鉄骨、木造など住環境に起因するお悩みや暑がりや寒がり、男女差など体質に起因するお悩みなど多岐にわたってご相談を受けて、様々なお悩みの改善につながる提案を心がけています。

羽毛布団選びの問題点

羽毛布団を販売している場所はインターネットやテレビ通販、ホームセンターや百貨店、生協さんなどのスーパーなど多岐にわたっています。

しかし、いざ羽毛ふとんを購入しようとすると「既製品が並んでいるだけでどれを選んで良いのかわからない」というのがお悩みを感じている方々の共通のお声です。

折角購入するのですから、しっかり選んで失敗のない様に購入していただき、ご満足いく睡眠をとっていただきたいと感じています。

当店には西川認定の羽毛診断士、日本羽毛診断協会認定のダウンプロフェッサーが在籍しています。お客様のお悩みやご要望をお聞きしてお客様に合わせた提案をしていますので掛布団でお悩みを感じている方は是非一度当店にご相談ください。

また当店は羽毛布団のカスタマイズが得意です。カスタマイズの内容は市販のサイズとは異なる羽毛量やサイズ、生地、キルトでお仕立てすることです。

市販されている既製品の羽毛は大抵、北海道から沖縄まで、木造だろうと鉄筋だろうと暑がりだろうと寒がりだろうと大柄でも小柄でもシングル150×210㎝で羽毛量は1.2㎏前後でマス目は4×5マスというスタイルがほとんどです。それは「画一的に同じ物を沢山つくることでメーカーや販売店が売りやすく儲かりやすい」ように作られたものだからです。

ただ現状は上記のような既製品だと使用に際して不満やお悩みがでてきてしまうのも当然です。当店では住環境や体質、体格に応じたお悩みや不満を改善できるようなカスタム羽毛の提案を得意としています。是非お気軽にご相談いただければと思います。

自分に合った羽毛ふとん選び:事例1

具体的な事例を以下にご紹介いたしますので、ご検討の材料の一つにしていただければと思います。

「襟元が寒くて・・・」

K様女性。市川市妙典からお車で羽毛ふとんを探しにご来店いただきました。
「今まで使っていた羽毛ふとんは襟元が寒く、何枚も毛布を重ねてるから重くて・・」とお悩みでした。

住環境は木造、戸建てで築20数年とのこと。

羽毛布団ご購入後、使用していた羽毛布団を回収して確認したところ、ご利用の羽毛ふとんはシングルサイズ1.2㎏の羽毛量でマス目が4×5マスキルトでダック90%、生地はTTC(ポリエステル85%、綿15%)の一般的な羽毛布団をご利用でした。

7,8年利用したとのことで襟元の羽毛が片寄と摩耗で薄くなりペタペタな状態で羽毛の吹き出しもありました。

量販店でご購入になったとのことでごくごく一般的でよく目にするような商品スペックでした。しかしこういったよくある製品にもウィークポイントが3点あります。

1点目は、羽毛ふとんを仰向きに掛けた時に冷気が入り込みやすいキルト部分(縫い目)が体の真ん中にきてしまいます。
そうするとキルト部から冷たい空気が入り為寒く感じてしまう方も多いのです。これが1点目のウィークポイントです。

2点目は中に入っているダウンボールの大きさに対してマス目が大きすぎる点です。購入当初はダウンボールの膨らみもあり問題ありませんが数年使うとダウンボールが摩耗して壊れることでマス内にスペースが出来てしまい保温性がグンと落ちます。
また羽毛がマス内で動きやすくなることで隣のマスに羽毛が移動してしまいます。これが2点目のウィークポイントです。

3点目は、生地がTTC―テトロンコットンという点です。こちらは軽量で尚且つ安価、生地が薄く軽いため羽毛の膨らみを引出やすく、いわゆるメーカーとしても「安く作れて見栄えもいい、いわゆる売れる商品」が作りやすい生地です。

上記のようなメリットがある一方で数年使用すると縫い目から壊れたダウン(ファイバーといいます)がドンドン、とめどなく出てきてしまいます。ホコリアレルギーや鼻炎がある方にとっては大敵です。また物理的に羽毛が外に飛びでる分、羽毛は日に日に薄くなってきます。

以上の点、木造・戸建てとう住環境からもK様が寒く感じるのも当然です。毛布を何枚もかけたくなるのも納得です。

5マス×6マスのキルトの羽毛ふとん
5マス×6マスキルト

4×5マスキルト
参考:4×5マスキルト

K様には、5マス×6マスのキルトの羽毛ふとんをご提案いたしました。
5マス×6マスですと仰向けに寝たときに体の真ん中に羽毛がしっかり入った部分がくるので暖かいというメリットがあります。また、キルトが細かく一つ一つのマス目が小さくなることで、羽毛が移動しにくくなるので耐久性も増し、より長くご使用頂けます。

さらにキルトが細かいことでドレープ性が増し、寝返り時の身体へのフィット性が増すことで身体と布団の間にすき間ができくく保温性が増すというメリットがあります。

羽毛はダウンボールが大きく耐久性のあるポーランドホワイトグース95%を1.2㎏いれさせていただきました。

側生地も軽く柔らかくムレ感の少ない「耐久性」と「掛け心地」「カバーと相性の良い」綿100%の生地を選んでいただきました。良い品質の羽毛と、軽く柔らかな生地を使用したことによりボリューム感のある極暖な羽毛ふとんになりました。

お使いいただき「暖かいから毛布もそんなに掛けなくていいね」とのお声をいただきました。

キチンとした羽毛布団(住環境や体質、羽毛の質やキルトバランスのもとに作られた)ものであれば毛布は厳寒期でも1枚あれば充分です。それでも寒い場合はインナーケット(羽毛布団の内側専用の毛布)とアウターケット(よくある化繊毛布)があれば外気がかなり寒くても眠れるぐらいの寝具環境は作れます。

K様は何枚も毛布を重ねられていたとのことで、掛寝具の重さにより睡眠の質も落とされていたようでしたのでお役に立てて何よりです。似たような事例の方がおられましたらお気軽にご相談ください。

自分に合った羽毛ふとん選び:事例2

「収納スペースがあまりなく、今の羽毛だと暑すぎる」

F様ご夫婦。柏市から電車で常磐線、武蔵野線、総武線を乗り継いではるばる当店に羽毛ふとんを選びにご来店いただきました。

「収納するスペースもあまりない上に今の羽毛布団だと暑すぎて・・・」との事でした。F様はマンションにお住まいで収納スペースが少なくお使いの羽毛布団ではけっこうな収納スペースを占拠してしまっている点、以前お住まいの戸建てにお住いの時に購入した羽毛布団が暑すぎるという2点でお困りでした。

収納についてよくお客様からご相談をうけますが、羽毛ふとんを収納する際、圧縮袋での収納は厳禁です。圧縮した際にダウンがつぶれて壊れやすくなってしまいファイバー化(ちぎれて細かくなってしまう)ためダウンが大きく破損してしまいますから羽毛のプロとしては、おススメできない収納方法です。

また羽毛を薄くすれば収納は簡単ですが、薄くしてしまうと暖かさがガクンと落ちてしまいます。そこで当店オリジナルのご提案をさせていただきました。

マンションにお住まいですのでよく販売されているシングルサイズで1.2~1.4㎏の羽毛量では暑すぎて使えません。そこでハンガリーマザーグース95%を800g利用しマンションにお住まいのF様にピッタリの暖かさにしました。

寝室は北向きとのことでF様は800g仕様でお作りしましたが、寝室の向きや室温によってはさらに薄い500g~700gの羽毛布団も有効です。さらにF様用のお布団は羽毛の膨らみを抑えつつ、収納性をアップさせるためにキルトを6×8マスの48マスにすることでF様のご要望にお応えできるようなご提案いたしました。

またキルトを細かくすることで寝返り時のフィット性も増しますので「寒く感じる」こともほぼありありません。この6×8マスのキルトはまず他社で見ることはないと思います。正直、これだけ細かいとメーカーさんに嫌がられます。一般的な4×5マスのキルトの2.4倍の量のマスがありますので縫製も羽毛の充填も異常に手間がかかりますので。

それでも敢えてこのキルトにするのには、それだけのメリットがあるからなんです。
収納性、掛心地、保温性を最大限に活かすキルトなので、同じようなお悩みがある方に是非ご紹介したいと思います。

ライトダウン

収納写真

自分に合った羽毛ふとん選び:事例3

「足が出てしまい足元が寒い・・」

M様男性。江戸川区より電車で羽毛ふとんのサイズのご相談でご来店いただきました。
「身長が高いせいで仰向けで羽毛ふとんをかけると足が出てしまうので、夜中足元が冷えてしまう」とのことでした。

M様身長が180㎝強あり、仰向け寝姿勢で寝ることが多いとのことでした。
身長や寝方によっては足先が布団から出てしまう方も多いです。M様のような身長の方ですと問題ないという方もおられますが、既製品ですと羽毛布団の丈は210㎝になりますからM様のように、羽毛ふとんを口元まで上げると、足が出てしまったり、足元に隙間が空いてしまったりしてしまい冷えてしまいます。

M様には既製品を試し寝していただき、脚の出方を確認した上で丈をたっぷり長くカスタマイズした既存の長さ210㎝プラス20㎝の230㎝丈のロング仕立てで羽毛布団をご提案させていただきました。

足元写真

ご使用後のお声をうかがったところ「寝返りを打った時も足元が空かなくて良い」とのお声をいただきました。

かく言う私も180㎝以上ありますので、仰向けに寝ると足が出てしまうのでロング丈230㎝仕様です。
また幅も寝がえりの際横を向くと背中部分が少し出てしまうので、通常シングルだと150㎝幅ですが170㎝の幅にすることで快適に利用しています。

羽毛ふとんカスタマイズ

当店はこのように、お悩みやご要望に応じたカスタマイズが得意なので、お気軽にご相談いただければと思います。

3つ程事例として挙げさせていただきましたが、まだまだ寝室の環境や年代、男性、女性、様々な状況でご相談、ご来店いただけるお客様も多くおられます。
折角購入される羽毛ふとんを長く、気持ちよく、自分に合った環境で寝てみませんか?
今お持ちの羽毛ふとんもカスタマイズできますので、是非ご検討ください。

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